苦しみとは自分のことしか考えてないということ。

よく悩んでいる人、
趣味=悩むこと、という人がいます。

いつも悩んでいて、四六時中悩んでいて、
片時も休むことなく、
24時間悩みの工場を稼働させている人がいるので、

私は、そんなに悩むのが得意なら仕事にしたらいい、
と言います。

趣味が高じて仕事になる。
好きを仕事にする。

私はそういう人のことを、
「不安製造機」と呼んでいます。

 

私たちは、苦しみがあるから悩むわけですが、
では、
その苦しみとは何かというと、
「自分のことしか考えてない」ということです。
たとえそれが家族のことであれ。
大切な人のことであれ。

「自分を愛する」とか、
ヘンな言葉が流行っちゃったなと思います。

自分を愛するとか、
自分を大事にするとか、
なんかそんな言葉が流行ってしまったから、
自分のことしか考えない人、
自分を癒さなきゃみたいな人が
こんなにも増えてしまったのだと思います。

「家族のために(自分を犠牲にして)生きてきた」という人さえ、
それは自分のことしか考えてない、ということです。

自分を生きてないことを、
家族のせいにしてはいけません。
家族を優先して自分を押し殺して生きてきたから
自分がわからない、
というのも違います。

 

「自分のことしか考えない人は、苦しみのうちに人生を終えます。他人のことしか面倒を見ない人は考えなくても自分の面倒を見ています」(ダライ・ラマ)